少額から株を始めてみたいけど、どの証券会社の口座がいいんだろう。
こんなお悩みありませんか?
1株から買える少額投資の代表であるLINE証券とネオモバ(SBIネオモバイル証券)。
実際に両方使ってみたうえで、2つの証券口座を徹底比較します。
結論を言うと、どちらの証券口座がおすすめかは人によって答えが違います。
ざっくりは以下のとおり。👇
・毎月の取引金額が10,000円未満
・メジャー企業の株が売買できればよい
・リアルタイムで取引したい
・セールやキャンペーンが好き
・おすすめの株を買いたい
・LINEポイントで投資したい
・投資信託にも興味あり
・毎月の取引金額が10,000円以上
・住信SBI銀行の口座を開設済
・マイナー企業の株も売買したい
・IPO銘柄の取引がしたい
・株主優待が目的
・Tポイントで投資したい
・毎月定期購入したい
この記事を読むことでLINE証券かネオモバかどちらで証券口座を開設すればよいかが分かります。
私はSE(システムエンジニア)として約10年間サラリーマンをしています。2年ほど前から資産運用に興味を持ち始め、今では4つの証券会社(LINE証券、楽天証券、SBI証券、SBIネオモバイル証券)で口座を開設し個別株や投資信託の売買を行っています。
目次
LINE証券とネオモバの違い
LINE証券とネオモバの違いは以下のとおりです。
比較項目 | LINE証券 | ネオモバ |
---|---|---|
取引手数料 | 0.2%~1.0% | 定額制(220円~) |
入出金手数料 | 入金:ほぼ無料 出金:220円 | 入金:住信SBI銀行のみ無料 出金:無料 |
取扱い銘柄数 | 1,030銘柄 | 3,000銘柄以上 |
取引可能時間 | 21時までリアル約定 | 1日3回約定 |
投資信託の取り扱い | あり | なし |
IPO銘柄取扱い | なし | あり |
NISA/つみたてNISA | 取扱いなし | 取扱いなし |
キャンペーン | ・初株キャンペーン ・株のタイムセール ・アフタヌーンセール 等 | なし |
使いやすさ(見やすさ) | 決算検索が◎ | 株主優待検索が◎ |
配当金/株主優待 | あり | あり |
ポイント投資 | LINEポイント | Tポイント |
定期買付 | あり(投資信託) | あり(個別株) |
次から各項目ごとの具体的な比較を見てみます。
取引手数料
LINE証券とネオモバの取引手数料はそれぞれ以下のとおり。
銘柄がA~Dの4つのグループに分かれて、取引する時間帯によって手数料が設定されています。
(各グループごとの時間帯別の取引手数料は0.2%~1.0%)
・ネオモバでは取引有無に関わらず、月額のサービス利用料が設定されています。
(※取引がない月でもサービス利用料:220円が必要)
・ネオモバは毎月期間固定Tポイントが200ポイントたまり、そのポイントで投資することも可能です。
LINE証券は売買代金の0.2%~1.0%、ネオモバは定額で220円~5,500円の手数料がそれぞれ発生します。
では実際にどちらがお得なのか。
LINE証券は0.2%の手数料で考えると10,000円の取引で20円の手数料となります。
いっぽうネオモバの場合、220円の手数料でTポイントが200ポイント分貯まるため、実質20円の手数料で50万円まで取引が可能です。
つまり、分岐点は10,000円となり、
- 毎月10,000円以上の取引がある⇒ネオモバがおすすめ
- 毎月10,000円未満の取引しかない⇒LINE証券がおすすめ
となります。
入出金手数料
LINE証券とネオモバの入出金手数料はそれぞれ以下のとおり。
以下の3つの方法によりLINE証券口座への入金が可能。
①LINE Payから入金 ⇒ 手数料無料
②クイック入金 ⇒ 手数料無料
③銀行口座から振込入金 ⇒ 各銀行に応じた振込手数料
220円の出金手数料が発生。
以下の2つの方法によりネオモバへ入金が可能
①クイック入金 ⇒ 手数料無料(※ただし、住信SBI銀行のみ!)
②銀行口座から振込入金 ⇒ 各銀行に応じた振込手数料
出勤時手数料は無料
入金はLINE証券、出金はネオモバがそれぞれお得だね。
取扱い銘柄数
LINE証券とネオモバの取扱い銘柄数はそれぞれ以下のとおり。
A~Dグループに分けられた1030銘柄(株式1015銘柄+ETF15銘柄)が取引可能。
Aグループ:297銘柄+ETF15銘柄
Bグループ:499銘柄
Cグループ:200銘柄
Dグループ:19銘柄
東証約3700銘柄の取引が可能
東京証券取引所(1部/2部/マザーズ/JASDAQ)上場銘柄が取引可能。(約3000銘柄以上)
銘柄数の参考はコチラ👇
東証約3700銘柄の取引が可能。
1株取引の取り扱い銘柄数はネオモバの方がかなり豊富!
ただし、LINE証券で取り扱っている銘柄も有名な企業はほぼ押さえているので安心できるよ。
取引可能時間
LINE証券とネオモバの取引可能時間はそれぞれ以下のとおり。
LINE証券では相対取引によって平日21時まで取引可能。
さらに夜間であってもリアルタイムで注文・約定まで行います。
ネオモバは注文はいつでも可能ですが、約定は1日3回。
注文時間と約定時間の関係は以下の通りです。
注文時間 | 約定時間 |
---|---|
0時~7時 | 当日前場始値 |
7時~10時30分 | 当日後場始値 |
10時30分~13時30分 | 当日後場終値 |
13時30分~24時 | 翌日前場始値 |
LINE証券の強みはこのリアルタイム取引。
やっぱりリアルタイムで売買できるほうが取引してる感じがするよね!
投資信託の取扱い
LINE証券とネオモバの投資信託の取り扱いはそれぞれ以下のとおり。
LINE証券のプロの投資家にて厳選された投資信託30銘柄が取引可能。
100円からの少額投資もOKです。
投資信託の取り扱いなし。
少額投資の1つでもある投資信託。
投資信託の購入も考えている場合はLINE証券一択です。
IPO銘柄の取扱い
LINE証券とネオモバのIPO銘柄の取り扱いはそれぞれ以下のとおり。
IPO銘柄の取扱いなし。
通常は100株単位での申込が必要となりますが、ネオモバはひとかぶからIPOの申込を行うことが可能です。
また優遇枠として「若年優遇」や「取引継続優遇」などユニークな配分方法があるので、投資資金が少ない20代、30代の方にもチャンスあり!
多くの投資家から人気のあるIPO銘柄。
IPO銘柄の購入を考えている場合はネオモバのほうが良さそう!
NISA/つみたてNISAの取扱い
LINE証券とネオモバではNISA/つみたてNISAには対応していません。
NISA目当てで証券口座を開設する場合には楽天証券やSBI証券など別の証券会社を選択しましょう。
NISAの対応は今後に期待しましょう。
キャンペーン
LINE証券とネオモバのIPO銘柄の取り扱いはそれぞれ以下のとおり。
「初株チャンスキャンペーン」、「アフタヌーンセール」、「株のタイムセール」などユニークなキャンペーンを多数開催。
<初株チャンスキャンペーン>
口座を開設して簡単なクイズに答えるだけで3000円相当の株をゲット!
<アフタヌーンセール>
1株取引の手数料が何度でも無料に!
<株のタイムセール>
人気株が通常株価の3%OFF~7%OFFの価格で購入できる参加必須なキャンペーン!
キャンペーンは特になし。
LINE証券はとにかくキャンペーンが多いのでおすすめです!
特に「株のタイムセール」は通常株価より3%~7%OFFで買える超お得なセールです!
(参考記事)
LINE証券の「株のタイムセール」とは?気になる疑問を徹底解説!
使いやすさ
LINE証券とネオモバの画面の使いやすさはそれぞれ以下のとおり。
LINE証券の銘柄検索方法は主に以下の3つ。
①直接銘柄指定
「銘柄名」や「銘柄コード」を直接指定して検索します。
②カテゴリー検索
LINE証券が独自に設定している全21のカテゴリーから検索することができます。
「何を買えばいいか分からない」という時にはこのカテゴリーから検索してみるのがおすすめです。
・前日比値動きランキング
・1株3000円以下で買える
・お気に入りが多い
・好業績予想
・割安ランキング
・株主優待から選ぶ
・高配当利回り
・買い予想上昇
・売り予想上昇
・売買代金急増ランキング
・出来高ランキング
・上方修正見込み
・連続増配
・業種から探す
・投資信託一覧
・テーマから探す
・売買代金ランキング
・ストップ安
・ストップ高
・連続最高益
・ETF一覧
・REIT一覧
・指数一覧
③決算日検索
カレンダーから日付を選択することで、その日に決算が発表される銘柄を検索することができます。
LINE証券の決算カレンダーは決算区分(1Q、2Q、3Q、本決算)が選択できて、かなり使い勝手がいいよ!
LINE証券のトップページは以下の画面構成となっています。(タップで拡大)
必要な情報がシンプルにまとまっていてかなり見やすいイメージです。
ネオモバの銘柄検索方法は以下の2つ。
①直接銘柄指定
「銘柄名」や「銘柄コード」を直接指定して検索します。
②株主優待検索
カレンダーから月を選択することで、その月に権利確定される優待銘柄を検索することができます。
優待カレンダーは携帯からでも見やすくてかなり使い勝手がいいよ!
ネオモバのトップページは以下の画面構成となっています。(タップで拡大)
SBIの他サービス(FX、ネオW等)への広告が多く、トップページとしては少し見づらい印象です。
LINE証券のほうが全体的に使い勝手が良かったです。
ただし、株主優待銘柄を調べるときはネオモバの方が使いやすいね。
配当金/株主優待
LINE証券とネオモバはどちらでも配当金/株主優待を受け取ることが可能です。
1株の少額投資であっても配当金や株主優待がしっかりもらえるのは嬉しいよね!
ポイント投資
LINE証券とネオモバの投資に利用できるポイントはそれぞれ以下のとおり。
LINEポイントを使って投資することが可能。
(参考記事)
LINEポイントをお得に現金化する方法
Tポイントを使って投資することが可能。
LINE証券ではLINEポイント、ネオモバではTポイントが利用可能です。
LINE Payクレジットカードを使えば、クレカ決済でいつでもLINEポイントが2%還元されるからすぐにポイント貯めるよ!
定期購入
LINE証券とネオモバの定期購入対応有無はそれぞれ以下のとおり。
投資信託を定期購入可能。
個別株(1株)を定期購入可能。
投資信託を定期購入するならLINE証券、個別株やETFを定期購入するならネオモバがおすすめだよ
LINE証券とネオモバはどっちがおすすめ?
今回の記事ではLINE証券とネオモバの違いを見てきました。
どちらの証券口座でもメリット/デメリットがあり、どちらの証券口座がおすすめかは人によって異なります。
ざっくりは以下を参考に検討してみてください。
比較項目 | LINE証券 | ネオモバ |
---|---|---|
取引手数料 | 0.2%~1.0% | 定額制(220円~) |
入出金手数料 | 入金:ほぼ無料 出金:220円 | 入金:住信SBI銀行のみ無料 出金:無料 |
取扱い銘柄数 | 1,030銘柄 | 3,000銘柄以上 |
取引可能時間 | 21時までリアル約定 | 1日3回約定 |
投資信託の取り扱い | あり | なし |
IPO銘柄取扱い | なし | あり |
NISA/つみたてNISA | 取扱いなし | 取扱いなし |
キャンペーン | ・初株キャンペーン ・株のタイムセール ・アフタヌーンセール 等 | なし |
使いやすさ(見やすさ) | 決算検索が◎ | 株主優待検索が◎ |
配当金/株主優待 | あり | あり |
ポイント投資 | LINEポイント | Tポイント |
定期買付 | あり(投資信託) | あり(個別株) |
・毎月の取引金額が10,000円未満
・メジャー企業の株が売買できればよい
・リアルタイムで取引したい
・セールやキャンペーンが好き
・おすすめの株を買いたい
・LINEポイントで投資したい
・投資信託にも興味あり
・毎月の取引金額が10,000円以上
・住信SBI銀行の口座を開設済
・マイナー企業の株も売買したい
・IPO銘柄の取引がしたい
・株主優待が目的
・Tポイントで投資したい
・毎月定期購入したい