- なぜLINE証券は1株から取引できるのか。
- 100株で取引する時と何が違うのか。
- 1株で取引すると手数料は割高にならないか。
こんな疑問ありませんか?
通常、株の取引きは単元単位(100株がほとんど)ですが、LINE証券では特定の銘柄であれば1株から取引することができます。
ではなぜLINE証券は1株から取引できるのでしょうか。
実はこの質問に答えられる人は多くありません。

確かに一般的には100株単位でしか取引できない気がするけど、なんでLINE証券は1株から取引できるんだろう??

それは「相対(あいたい)取引」と呼ばれる取引形態をとっているからだよ!
LINE証券では「相対取引」という市場(証券取引所)を介さない取引によって1株からの取引が可能になっています。
一方で一般的な株の取引は「市場取引」という市場(証券取引所)を介す取引によって100株単位での取引を行っています。
今回の記事ではこの「相対取引」と「市場取引」について説明し、LINE証券におけるそれぞれの取引きの違いを徹底解説していきます。

私は東証一部上場企業のSE(システムエンジニア)として約10年間サラリーマンをしています。2年ほど前から資産運用に興味を持ち始め、今では3つの会社(LINE証券、楽天証券、SBI証券)で証券口座を開設し個別株や投資信託の売買を行っています。
目次
LINE証券が1株から取引ができる理由とは?
LINE証券が1株から取引できる理由は、「相対取引」によって市場を介さずにLINE証券と直接取引しているためです。

んーーー。分かるような分からんような。。

言葉で説明すると分かりずらいから図を使って相対取引と市場取引の違いを解説するよ!
市場取引とは
まずは一般的な取引である市場取引から説明します。
市場取引は証券取引所(市場)を介して行う取引のことです。
株の売買をするときには一般的には証券取引所から証券会社を経由して取引することになります。
「トヨタ自動車の株を買いたい!」と思ったらどうしますか?
まさかトヨタのお店に行って「トヨタの株をください!」とは言いませんよね。
普通は証券会社へ行ったり証券会社のアプリを使ってトヨタ自動車の株を購入します。これは証券会社を経由して証券取引所で取引されている株を購入している形になります。
これがいわゆる「市場取引」です。
この場合、株購入者は「誰から株を買っているか」ということは意識せず、「買い」の注文をいれることで、「売り」の注文を入れている株売却者から株を購入することができます。(イメージは1対多)

相対取引とは
相対取引とは証券取引所(市場)を介さない取引のことです。
証券取引所を介さないので、株を買いたい人は株を売りたい人から直接取引きを行うことになります。
株を購入する場合で考えてみると、相対取引の場合は「特定の相手」から株を購入します。(イメージは1対1)

LINE証券の相対取引では、この「特定の相手」がLINE証券であり、株を購入する場合は株購入者はLINE証券が保有している株をLINE証券から直接購入していることになります。
1株取引や株のタイムセールは相対取引のおかげ
相対取引の場合、1対1の取引きとなるので実は当事者同士で取引価格や取引株数を自由に決めることができるんです。

なるほど!当事者同士で自由に決められるから1株単位で取引することができるんだね。

その通り!もっと言うと、当事者同士で株価も決められるので「株のタイムセールキャンペーン」が成り立つんだ。
LINE証券の最大の特徴でもある「株のタイムセールキャンペーン」も相対取引によって当事者同士で株価と株数が決められるので、市場で取引されている株価より安い株価でLINE証券から株を購入できるというわけなんです。
株のタイムセールのことを詳しく知りたい方はコチラをチェック👇LINE証券の「株のタイムセール」とは?気になる疑問を徹底解説
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LINE証券の相対取引と市場取引の違い

LINE証券はこの相対取引と市場取引のどちらの取引きにも対応しています。
ただし、手数料や取引時間など様々な点で両者に違いがあります。
ここではその違いを簡単に見ていきます。詳細が知りたい方はLINE証券の取引きルールのページをご確認ください。
◆市場取引
原則、東京証券取引所に上場している銘柄
◆相対取引
1口から買える国内ETF(上場投資信託)15銘柄と1株から買える日本の有名企業300銘柄1000銘柄(取引銘柄の一覧はLINE証券のホームページご参照)
◆市場取引

◆相対取引

相対取引の場合は銘柄が大きく3つのグループに分けられて、
0.2% ~ 1.0%
までのコストが発生します。

市場取引の場合は金額、相対取引の場合は割合で取引コストが決まっています。
◆市場取引
取引日、取引時間ともに東京証券取引所の開場日に準ずる。
◆相対取引
取引日 :東京証券取引所の開場日に準ずる。
取引時間:
日中取引)9:00~11:20、11:30~12:20、12:30~14:50
夜間取引)17:00~21:00

日中取引を行う場合は、「市場取引」も「相対取引」もどちらの取引きも利用することができるよ。
◆市場取引
1単元以上、単元単位。
※1単元の株数(口数)は銘柄によって異なる
◆相対取引
1株以上、1株単位

1株単位で売買する場合はほぼ全て相対取引だと思って大丈夫。
◆市場取引
買付、売却:5億円
◆相対取引
上限数量:ETFは500口、株式は500株
上限金額:1,000万円

5億円なんて絶対買えないよ。。
市場取引、相対取引で違いはありません。
権利付き最終日までに株式を購入し、翌日まで保有していることで保有銘柄に応じた配当金を受け取ることができます。

相対取引で1株だけ保有していても配当金を受け取ることが可能なんだ。
市場取引、相対取引で違いはありません。
権利付き最終日までに優待を受けるために必要な株数の株式を購入し、翌日まで保有していることで保有銘柄に応じた株主優待を受けることができます。

相対取引であっても必要条件をきちんと満たしていれば「配当金」も「株主優待」も受けることができるよ!
◆市場取引
開催なし
◆相対取引
不定期に「株のタイムセールキャンペーン」あり。

キャンペーンの詳細は「株のタイムセールキャンペーンとは?」という別記事で解説をしているので是非そちらもチェックしてみてね!
まとめ:1株から売買できるのは相対取引のため
LINE証券のにおいて1株から売買できるのは取引形態が相対取のためであることが分かりました。
最後に市場取引と相対取引の違いを表にまとめてみます。
比較項目 | 市場取引 | 相対取引 |
---|---|---|
取扱い銘柄 | 東京証券取引所に上場している銘柄 | 国内ETF15銘柄 日本の有名企業1000銘柄 |
手数料 | 普通 | 安い |
取引可能日時 | 東京証券取引所の開場日に準ずる | 日中取引)9:00~11:20、11:30~12:20、12:30~14:50 夜間取引)17:00~21:00 |
注文単位 | 1単元以上、単元単位 | 1株以上、1株単位 |
注文上限 | 買付、売却:5億円 | 上限数量:ETFは500口、株式は500株 上限金額:1,000万円 |
配当金 | 権利付き最終日に保有 | 権利付き最終日に保有 |
株主優待 | 権利付き最終日に必要な株数を保有 | 権利付き最終日に必要な株数を保有 |
キャンペーン | なし | 不定期に株のタイムセールキャンペーン |
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市場取引と相対取引の違いを様々な点から見てみました。
意外と知られていないのが相対取引で1株だけ購入しても配当金や株主優待を受けられるということ。

例え1株の取引きであっても通常の100株取引とほとんど同じ動きになるからかなり実践的なんだ。
1株から取引できる「相対取引」はとにかくリスクが少なく、株初心者が株取引を経験してみるにはおすすめです。
LINE証券なら5分あれば簡単に口座が開設できるのでぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
LINE証券の口座開設方法の記事も20枚の画像を使って誰にでも、わかりやすく説明しているので是非そちらもご確認ください。
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