- 証券口座の開設においてどの証券会社を選ぶか悩んでいる
- LINE証券と楽天証券の違いを知りたい
- 自分がLINE証券と楽天証券のどちらで口座を開設するべきか知りたい
証券口座を開設する際に「どの証券会社で口座を開設したらいいのだろう?」と悩んだ経験はありませんか。
日本には多くの証券会社が存在しています。
・各社の特徴を調べて
・比較して
・どれが自分に合っているか検討して
と1つ1つやっていくのはかなりしんどいです。
せっかく「投資を始めてみよう!」と思い立っても、証券口座の開設前で挫折してしまう人も多いです。(私もそうでした・・。)
今回の記事では2018年からサービスを開始し、徐々に人気の出てきている「LINE証券」とネット証券大手の「楽天証券」の2社に絞って両社の違いを徹底解説していきます。
はじめに結論を言うと、取扱い商品の種類やサービスの豊富さでは楽天証券が、画面の見やすさや取引のしやすさなどの細かなところはLINE証券の方が優れています。
なので株初心者の方はまずはLINE証券で口座開設を行い、株取引の基礎を学んでから楽天証券で口座開設をするというのが私の結論となります。

私はSE(システムエンジニア)として約10年間サラリーマンをしています。2年ほど前から資産運用に興味を持ち始め、今では3つの会社(LINE証券、楽天証券、SBI証券)で証券口座を開設し個別株や投資信託の売買を行っています。
目次
LINE証券と楽天証券の比較

取扱可能商品
LINE証券と楽天証券それぞれの取り扱い商品は以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
取扱商品 | 現物取引 信用取引 国内ETF 投資信託 単元未満株取引 | 現物取引 信用取引 国内ETF 投資信託 REIT IPO(新規公開株部式) 立会外分売 貸株サービス 米国株式 アセアン株式 海外ETF 外貨建MMF 国内債券 外国債券 日経225先物 海外先物 |

こうしてみるとLINE証券よりも楽天証券のほうが圧倒的に取扱可能な商品が多いことが分かります!自分の買いたい投資商品がLINE証券で買えるかどうかはチェックしておきましょう。
iDeCo/NISAへの対応
LINE証券と楽天証券それぞれのiDeCo/NISAへの対応は以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
iDeCo | 非対応 | 対応 |
NISA/ジュニアNISA | 非対応 | 対応 |

iDeCoやNISAはLINE証券では対応していません。iDeCoやNISAを活用してがっつり節税するんだ!という場合は楽天証券を選択した方が良さそうですね。
IPO銘柄の取り扱い
LINE証券と楽天証券それぞれのIPO銘柄の取扱いは以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
IPO銘柄の取り扱い | なし | あり |

LINE証券ではIPO銘柄を購入することはできません。「IPO銘柄の当選確率を上げるために複数の証券口座を開設する」、という目的であればLINE証券は避けてください。
取引可能時間
LINE証券と楽天証券それぞれの取引可能時間は以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
時間内取引(市場取引) | 9:00~11:30 12:30~15:00 | 9:00~11:30 12:30~15:00 |
時間外取引(相対取引) | 9:00~11:20 11:30~12:20 12:30~14:50 17:00~21:00 | 3:00~6:00 7:30~7:40 15:00~17:15 |

市場の空いている時間内取引では違いが無いけど、時間外取引では大きな差があります。朝早くから取引したければ楽天証券、夜遅くまで取引がしたければLINE証券という使い分けもできそうですね。
単元未満株の取り扱い
LINE証券と楽天証券それぞれの単元未満株の取り扱いは以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
単元未満株の取引き | 可能 | 不可能 |

単元未満株とは1株単位で売買できる株です。この単元未満株の取り扱いはLINE証券のみが対応しています。単元未満株の少額投資から始める場合はLINE証券がよさそうですね。
※LINE証券はなぜ1株から株を購入できるかを知りたい方はこちらをチェック👇LINE証券はなぜ1株から取引できるのか?「株のタイムセール」の仕組みも解説
画面の見やすさ
LINE証券と楽天証券それぞれの画面の見やすさは以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
画面の見やすさ | ・見やすい ・白を基調とした目に優しい印象 ・現在株価をベースとしたざっくりした情報 | ・見にくい ・黒を基調としたスタイリッシュな印象 ・銘柄分析に必要な細かな情報 |

画面の見やすさは私の主観的な意見がかなり含まれています。参考としてオリックスの実際の取引き画面を見比べてみましょう。


ポイント投資
LINE証券と楽天証券それぞれのポイント投資の対応は以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
ポイント投資 | LINEポイント利用可能 | 楽天ポイント利用可能 |

ポイント投資については両社とも自社ポイントを利用しての投資が可能です。(※楽天証券の場合、期間限定ポイントの利用が不可)
キャンペーン
LINE証券と楽天証券それぞれのキャンペーン内容は以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
キャンペーン | ・株のタイムセール ・口座開設ポイントバック ・アフタヌーンセール | 分かりづらくイマイチなキャンペーン |

単純なキャンペーン数で言えば楽天証券の方が多いですが、キャンペーン内容はLINE証券の方が圧倒的にお得です。特に株のタイムセールはLINE証券でしか見たことがありません。
LINE証券の株のタイムセールについて知りたい方はコチラ👇LINE証券の「株のタイムセール」とは?気になる疑問を徹底解説
手数料
LINE証券と楽天証券それぞれの手数料は以下のとおり。
LINE証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
手数料 | 業界最低水準 | 業界最低水準 |

手数料については細かな取引ごとに各社独自プランがあり、単純に比較できません。どちらも業界最低水準であり大差なでいす。
比較のまとめ:LINE証券は初心者向け
ここまでの比較結果をまとめると以下の通りとなります。

上の表から分かることは、商品や取引方法の豊富さは楽天証券、画面の見やすさやキャンペーン等の付加価値的な部分はLINE証券がそれぞれ優れています。
LINE証券か楽天証券のどちらかで証券口座を開設しようと悩んでいる方は、
色んな銘柄、投資商品を取引したい→楽天証券
とにかく取引のしやすさやキャンペーンを重視したい→LINE証券
という切り分けで考えてみてはいかがでしょうか。

重要なことは各証券会社の特徴をおさえて、自分に合った証券口座を開設することです。
また、一度証券口座を開設してみたけどやっぱり自分には合っていないことが分かった場合には、そのタイミングで証券口座を閉鎖してしまえば全く問題ありません。
LINE証券での証券口座の閉鎖方法について知りたい方はコチラの記事をチェック👇